大和シルフィード株式会社(なでしこ2部)代表取締役社長 大多和亮介(おおたわ りょうすけ)様
今年3月8日の例会卓話にて大和クラブの会員が多数応援する女子サッカーチーム「大和シルフィード」の若き社長大多和亮介様に女子サッカーチームを地域社会に元気と健康を届ける新たな経営展開をお話いただきました。大和シルフィードはなでしこジャパンで活躍してきました川澄奈緒美選手や上尾辺めぐみ選手を育てたクラブです。クラブのプロ選手契約第1号の濱本まりん選手からもご挨拶いただきました。
大多和社長:本日は大和シルフィードについて発表の機会をいただきありがとうございます。
このたび大和シルフィードは、シルフィードNPOと運営株式会社を設立しました。女子サッカーのプロリーグである「WEリーグ」が昨年誕生しました。なでしこジャパンが世界一になってから10年が経ちました。最近は世界で勝てなくなってきましたが、日本が弱くなったのではなく、欧州やアメリカでは女子サッカーがプロスポーツとして本腰を入れてチーム作りを行っている結果です。男子のプロチームが女子部をつくり、平等に投資をするシステムをつくっています。
大和市の女子サッカーチームの誕生は1978年で、かなり昔から運営が始まりました。このころ川澄奈緒美選手や上尾辺めぐみ選手が少女時代に参加しています。この時代は中学校に女子サッカーの環境がなく、彼女たちは、この時設立された大和シルフィードでサッカーを続けられました。
大和シルフィードは、現在2部リーグで試合をしています。WEリーグの昇格条件は5000人の本拠スタジアムが必要であり、現在のなでしこスタジアムは2500人なので、大和市にとどまらず地域に活動を広げる必要があります。
この度、今日来場させていただいている濱本まりん選手が大和シルフィード初のプロ契約選手となりました。その他の選手は大和市の企業でフルタイムで働きながら練習と試合をこなしています。今月27日から、なでしこ2部リーグの試合が始まります。
応援していただいているスポンサー企業や大和市の方に元気になっていただくために多様な活動を始めました。女性従業員のヘルスケアサポートとして、企業を訪れ、気軽なストレッチや健康体操の指導をし、女性を笑顔で元気にするアドバイスを行っています。小学校、幼稚園で最近考案したシルフィードカレーを提供し、食べて、寝て、体操するケアも行っています。選手の等身大のパネルを市役所、駅、大和創造拠点シリウスなどの公共施設に展示させていただいております。JCOMで応援番組を企画し、認知症予防のコクニサイズの動画をアルツハイマー予防月間の5月に放映します。クラブがプロになるために、健康経営、SDGsの具現化、女性役員の増員など足元から取り組んでおります。シルフィードを大和の元気のために是非使ってください。来期は2部で優勝をめざしております。今後も応援よろしくお願いいたします。
Komentáře